毎日の歯磨きで本来の強い歯ぐきへ!/ハレス®ハミガキ

販売名:ロート薬用HP 医薬部外品
日本人成人の約8割に症状が見られ、40代以上が歯を失う原因の1位※1とも言われる歯周病<歯肉炎・歯槽膿漏(歯周炎)>。これは、歯と歯ぐきの境目に歯垢(細菌)が溜まり、そこから放出される毒素によって歯周組織(歯肉・歯根膜・歯槽骨・セメント質)に炎症が起こり、最後には歯が抜け落ちてしまう病気です。痛みもなく静かに進行していくので、初期の歯肉炎を過ぎて、より症状が進んだ歯槽膿漏(歯周炎)になってから気づくことも。そんな怖い歯肉炎・歯槽膿漏の口内薬として、2017年に登場した「ハレス」は、歯ぐき悩みを持っている多くの方にお使いいただいています。
その「ハレス」シリーズから、毎日の歯磨きで歯槽膿漏を防ぎ、弱った歯ぐきをケアする「ハレス ハミガキ」が新たに誕生!今回はその開発者に「ハレス ハミガキ」の特徴と、こだわりのポイントを聞きました。
※1 2011年厚生労働省 歯科疾患実態調査<歯肉に所見のある者(20~80才未満)>

※イメージ
開発者インタビュー

この人に聞きました
開発担当者 ロートネーム:たかぎ研究員
「ハレス ハミガキ」の開発は、何がきっかけだったのですか?
歯肉のはれや歯のぐらつきなどが気になる歯ぐきを、本来の強い歯ぐきへ再活※2サポートするのが、先に発売された歯槽膿漏薬「ハレス」※3です。その「ハレス」を実際にお使いいただいている、歯ぐきにお悩みの方や歯ぐきの危機意識が高い方からは、熱のこもった喜びの声をいただくことも。そんなお客様の声を聞くたびに、改めてオーラルケアの大切さを実感し、「より多くの方の健康寿命に、オーラルケアで貢献したい」と考えていました。
そんな時、歯ぐき細胞を増やす成分・アラトインを配合した「ハレスハミガキ」を考えついたのです。「これなら日常のハミガキケアで、歯槽膿漏を予防できる!」そう確信して、本格的に開発をスタートさせました。
※2 歯ぐきを修復(活性化)するアラントイン配合
※3 販売名:ハレス口内薬 第3類医薬品

・「ハレス®口内薬」の記事はこちら
自分の歯ぐきが弱っていないか、セルフチェックできますか?
歯槽膿漏は早期発見が大切なのですが、始めは自覚症状がなく、歯ぐきからの出血や歯のぐらつきなどの症状が進行してから気づくことが多いようです。そうならないように、日ごろから自分の歯ぐきをよく観察していただきたいですね。歯の生え際の歯ぐきの色や形の変化を観察し、気になるようなら指で押してみてください。歯ぐきがぶよぶよしていたり、指で押すだけで出血するようなら炎症が進んでいると考えられます。

弱った歯ぐきのための歯磨きとして「ハレス ハミガキ」がこだわったものは?
一般的な歯磨き粉の中には、研磨剤が多く配合されているものもあり、歯ぐきが弱っている方が使うと、歯ぐきを痛めて出血しまうこともあるんです。だからこそ今回の歯磨き粉は、弱った歯ぐきに適した処方設計を考えることから始めました。弱った歯ぐきを傷つけずに優しく磨けることも大切ですが、「ハレスシリーズ」として“本来の強い歯ぐき作りをサポート”“弱った歯ぐきを再活性※4”というアプローチも欠かせません。
そこで、
●弱った歯ぐきを摩擦で傷つけないよう、研磨剤無配合
●やさしくマッサージするように磨ける、泡立ちにくいクリーム製剤にする
●強い歯ぐき作りをサポートする薬用成分をしっかり歯ぐきに留める高密着処方
ということを目指した独自処方を実現しようと決めました
※4 歯ぐきを修復(活性化)するアラントイン配合

この製品の特徴となる“泡立ちにくいクリーム状の製剤”とは?
一般的な歯磨き粉もクリーム状に見えますが、実は水溶性基材に研磨剤などを練り込んでいるもの(=練り歯磨き)が多いのです。だから水や唾液に溶けやすく・流れやすいのですが、「ハレス ハミガキ」は、歯を磨くだけでなく、薬用成分をしっかり届けるために、磨いている最中も溶けて流れず、歯ぐきに留めることが必要でした。そこで、密着力のある泡立ちにくい“クリーム歯磨き” を実現したのです。すすぎ後に清涼感が残るのもこのためです。
しかし、その処方に辿り着くまでが大変でした。歯磨き粉なので水でゆすがないといけない、けれども磨いている間は、水に溶けて流れず歯ぐきに密着するような高い耐水性が必要と、相反する条件を同時に叶えるのは本当に苦労しましたね。でもその相反する条件を実現できたからこそ、弱った歯ぐきを傷つけず、クリームがクッションとなって、歯ぐきを守るようなやさしい磨き心地にすることができました。

配合成分はどんなものを選んだのですか?
今回の「ハレス ハミガキ」は医薬品ではないので成分は異なりますが、歯槽膿漏薬「ハレス」と同じ発想を取り入れています。
まず歯槽膿漏のケアに、歯周病菌を殺菌※5し、炎症を抑えてはれを鎮め※6、血行を促進して※7、弱った歯ぐきを再活性(修復)※8させる薬用成分を配合しています。
それに加えて、ユリエキス※9や歯槽膿漏薬「ハレス」にも配合しているハッカ油※10も配合。さらに、歯ぐきがコラーゲンを多く含むことに着目し、ロート製薬の皮膚研究の技術を応用した処方となっています。そして、こだわりの密着処方により、有効成分が歯磨きしている間中しっかり歯ぐきに届くことで、弱った歯ぐきを再活性し、歯槽膿漏を防ぐのです。
※5 セチルピリジニウム塩化物水和物(殺菌成分)
※6 グリチルリチン酸二カリウム(抗炎症成分)
※7 トコフェロール酢酸エステル(血行促進成分)
※8 アラントイン(組織修復成分)
※9 ユリエキス(湿潤剤)
※10 ハッカ油(清涼剤)
口臭予防として、香りにもこだわっているんですね
口臭が気になってコミュニケーションがうまくとれなくなる、と悩む方もおられますが、それは、歯周病菌が作るメチルカプタンというニオイの成分が口臭に増えてしまうからです。そんな口臭を予防するためにと考えて、ニオイ成分と相性のいい香りを徹底的に探し、ニオイをカバーする香料成分、メディカルハーブに辿り着きました。爽やかで、口臭が気になる方にも嬉しい香りですよ。

オススメの使い方などはありますか?
「ハレス ハミガキ」は歯を磨いている間中、成分がしっかりと歯ぐきに届くように作られています。薬用成分を歯ぐきに届かせながら磨けるので、じっくり時間をかけていただきたいですね。製品にも書いていますが、1日1回10分以上の歯磨きをオススメしています。その際は、以下に記載されている正しいブラッシング法を参考にしてくださいね。

最後に、お客様にひとこと
現在は日本人の95%以上の方が毎日歯を磨くようになりましたが、それでも健康寿命の目標、80歳で20本の歯を残している方はまだまだ少ない状況です※12。また近年では、心筋梗塞や糖尿病など、歯周病が全身に及ぼす影響も指摘されており、将来の健康のためにも、歯周病を防ぐことがとても重要です。歯周病に気付いて焦る前に、ぜひ普段から「ハレス ハミガキ」でケアしていただければと思います。
※12 2012年厚生労働省 歯科疾患実態調査
