このページの先頭です
ここから本文です

去年の日やけ止め、使って大丈夫?効果は落ちるの?

気温がグッと上がり、肌の露出が増えるこれからの季節。ほとんどの女性が気になるのが紫外線対策です。新しい日やけ止めを買っていない時期に、思いがけず真夏日が訪れたり、晴天の日におでかけの用事ができたりして、去年の残りの日やけ止めを使ってしまった経験はありませんか? もしくは、中身が空っぽになるまで何年も使い続けているといった方もいるかもしれません。でも、日やけ止めを含め、化粧品には使用期限があります。
そこで、日やけ止めの基礎知識をおさらいするとともに、上手な使い方や使用期限の目安を覚えておきましょう。

教えてくれたのは、

ロートネーム:うえまっちゃん
社内教育に加えて、販売店様向けに製品情報をお伝えする学術担当。
現職について12年間で培った肌や成分の知識を活かして、皆さまの疑問にお答えします。

日焼けのメカニズムって?

太陽の光には目で見ることができる光(可視光線)のほかに、目には見えない赤外線や紫外線が含まれています。日焼けの原因となる紫外線は、A波・B波・C波の3種類に分類されますが、紫外線C波はオゾン層に吸収されるため地上にはほとんど到達しません。つまり日焼けに関連しているのは主に、A波とB波になります。

紫外線A波(UVA)は、近年の研究でシワやたるみなど肌の老化を招くことがわかってきました。雲や窓ガラスなども通過して、肌の奥深くの真皮まで届くといわれているため、曇りの日はもちろん、日当たりのいい家の中にいるときも対策が必要です。紫外線B波(UVB)は、主に表皮に強く作用し、日差しを浴びた後の肌が赤くなるなどの炎症を引き起こす可能性がある紫外線。皮膚ガンやシミの原因になるともいわれています。

何も対策をしていないと、これら紫外線A波・B波の影響をダイレクトに受けてしまいます。紫外線から肌を守るには、日やけ止めを塗るのと同時に、つばの広い帽子や日傘、サングラスなどを利用するのがおすすめです。

SPFは紫外線B波、PAは紫外線A波を防ぐ指標!

日やけ止めに表示されている「SPF」はSun Protection Factorの略語で、紫外線B波(UVB)によるサンバーン(赤くなる日焼け)を予防する力の強さを表しています。つまり、数値が大きくなるほどサンバーンを予防する力が高くなるということです。現在、日本で設定されているSPFの最大値は50。これはSPFが50程度であれば、紫外線の強い場所や紫外線に敏感な方であっても、紫外線B波による炎症を防止できると考えられているからなんです。最近の日やけ止めには「SPF50+」と記されているものも見かけますが、SPFが50以上ある場合は一律「SPF50+」と表記されています。

「PA」はProtection Grade of UVAの略語で、紫外線A波を予防する力の強さを表しています。「PA+」(UVA防止効果がある)、「PA++」(UVA防止効果がかなりある)、「PA+++」(UVA防止効果が非常にある)、「PA++++」(UVA防止効果が極めて高い)のいずれかで表示され、+の数が多いほど、予防効果が高くなります。

未開封なら使用期限は3年、開封済みなら半年を目安に使い切って!

化粧品は25℃前後の保管で3年間、品質が保てるといわれています。ただし、温度変化が少なく直射日光の当たらないところで保管するのが前提なので、未開封であっても、極端に高温や多湿の状態で長期保管された場合には、3年以内でも使えないかもしれません。たとえば、夏場の閉め切った車内のような温度変化が激しい環境下に置いておくと、日やけ止めの劣化が早まる場合があります。

開封済みの場合は、安心してお使いいただくためにも、基本的には買った年の夏に使い切ってほしいですね。もちろん、変な臭いがしたり、分離したりしている場合は、成分が変質している可能性がありますので、使用は避けてください。

日焼け止めは、シーンに合わせて使い分ける!

<図3-2 生活シーンに合わせた紫外線防止用化粧品の選び方>
(2015年 環境省発行「紫外線 環境保健マニュアル」P41より)

ロート製薬から発売されている日やけ止めはたくさんの種類がありますが、シーンに合わせて選ぶのが理想的です。
ベランダで洗濯ものを干す、近所まで買い物に出かけるなどの日常生活では、SPF20~、PA++~くらいはほしいですね。SPF35、PA+++の『スキンアクアモイスチャージェル』は、うるおい成分の2種のヒアルロン酸(ヒアルロン酸Na,アセチルヒアルロン酸Na)を配合した瞬間水感ジェルが肌にうるおいを与えてくれるため、化粧水感覚で使えます。石けんで落ちるので、日常使いしやすいですよ。

屋外での軽いスポーツやレジャーの場合はSPF&PAともに、ある程度の数値が必要になってきます。SPF50+、PA++++の『スキンアクアゴールドシリーズ』は、ジェル、エッセンス、ミルクタイプからセレクト可能。どれも化粧水のような軽い使い心地ながら、ウォータープルーフタイプなので、汗をかきやすい屋外で過ごすときにぴったりです。顔だけでなく、首、体にもぬり忘れないようにしましょう。

炎天下でのレジャーやマリンスポーツなどをする場合はSPF50~、PA++++と高い数値のもので、耐水性のあるタイプを選びましょう。『スキンアクアウォーターマジックUV』はスプレータイプで、濡れた肌の上にもそのまま使えるので、水辺でのレジャーにオススメです。

肌の老化の8割は紫外線が原因といわれています。どんなシーンで、どんな日やけ止めを使うにせよ、夏は汗で日やけ止めが落ちやすくなるので、2~3時間ごとに塗り直しましょう。小まめなケアを怠らないことが、白肌美人への近道です。

・「スキンアクアシリーズ」について詳しくはこちら

記事一覧を見る

合わせて読みたい記事

記事一覧を見る
  • この他にもお得なことがいっぱい!!
  • 新規会員登録する

contents_title

  • 目からウロコ!目の健康ガイド
  • キレイな素肌の秘密 スキンケア研究所
  • 毎日を笑顔で元気に 健康美容ナビ
  • ものづくりの裏側 商品開発ストーリー
  • 教えて、聞いて みんなの声