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“うっかり日焼け”に要注意!そんなときのレスキューケア

「外出前のUV対策は絶対!」。そんな女性でも365日紫外線と戦い続けるのは至難のワザ。うっかりノーケアで外出して、守り続けた美肌がUVに晒されてしまった…なんてことも。皮膚がヒリヒリと痛み出し、日焼けで赤くなった肌を見て落ち込んだという方も多いはずです。今回はそんな“うっかり日焼け”をした時に、欠かせないレスキューケアについてご紹介します!

アオハルクリニック 小柳衣吏子院長

私が解説します!
アオハルクリニック 小柳衣吏子院長

UVを浴びちゃった…まずは何をするべき?

STEP①:しっかり冷やす

日焼けとは炎症であり、やけどと同じ。まずは「しっかりと冷やすこと」が大切です。通常の日焼け程度であれば肌が赤くなりヒリヒリとした痛みが伴いますが、皮膚がただれているようであれば急いで皮膚科へ!重症の場合、夜間なら救急にかかって良いくらい、「たかが日焼け」と侮ってはいけません。

STEP②:保湿で乾燥をガード

UVを浴びることで表皮をガードしている角質がダメージを受けてしまいます。ダメージを受けると肌のターンオーバーも過剰に進み、脂質を守るバリアまで少なくなってしまうため、非常に乾燥しやすくなっています。UVをたっぷり浴びた場合、まずは「保湿」でしっかりアフターケアを。保湿ローションをぎゅっとハンドプレスしながらたっぷりなじませていくことで、日焼け後の肌トラブルやシワなどを防ぐことができますよ。

STEP③:ビタミンCで体の中からケア

美容成分の代表格「ビタミンC」を摂ることで、体の外だけではなく、中からしっかりとアフターケアを行いましょう。ビタミンCには「メラニンの生成を抑える」、「真皮のコラーゲン生成を助ける」、「抗酸化パワーも発揮する」など美肌づくりを助ける成分がたくさん。日焼け後は1日1000mgを目安に摂取しましょう!

〈柑橘類のローションやパックはNG!〉
いくらビタミンCが肌に良いからと、スライスレモンのパックや柑橘類の果汁をローションにして肌に塗るのはNG。実は「ソラレン」という柑橘類に含まれる成分が肌の上でUVに反応すると、日焼けが加速してしまうため、美肌づくりにはむしろ逆効果なのです。

UVを避けすぎると免疫力が下がる!?

「美肌をキープするために外出を極力控える」という方も多いのですが、太陽光を避けすぎるのも考えもの。実はUVを浴びることで皮膚でビタミンDが合成されるため、適度な日光浴も欠かせません。ビタミンDは免疫力をアップさせる働きのほか、カルシウムの吸収を助け骨を強くするため骨粗しょう症予防にもなります。ビタミンDを作るためには「両手の甲くらいの面積の肌で15分程度」の日光浴で十分ですが、それでもUVを避けたい方は食事でビタミンDを摂取しましょう!カレイやサンマ、イワシ丸干し、シラス干しなどの魚類、干しシイタケやきくらげなどのキノコ類がオススメです。中でも鮭は調理方法のバリエーションも豊富で、かつアスタキサンチンによる抗酸化作用があるのでおすすめです。

5年後、10年後の美肌のために正しいUVケア習慣を。

UVを極力浴びないことは美肌づくりの基本中の基本ですが、やむを得ず浴びてしまった場合は「迅速かつ適切なケア」が欠かせません。特に夏の強い紫外線は肌へのダメージも多く、シミやくすみ、そばかすの原因になってしまいます。5年後、10年後のお肌のために正しいUVケアの習慣を取り入れていきましょう。

参考書籍紹介

『美肌の王道』 (日経BP社・2016年12月刊)
美容皮膚科医として多くの女性の悩みを診てきた「アオハルクリニック」の院長・小柳衣吏子さんの著書。最新の知見ももとに洗顔、保湿といった基本的な美容習慣に潜む「間違い」を修正し、「ウェルエイジング」のための正しい方法を紹介。いつまでも前向きで、キレイでいたい人の必読書です。

美の王道

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著者紹介

アオハルクリニック院長
小柳衣吏子 (こやなぎ・えりこ)
アオハルクリニック院長。皮膚科専門医。順天堂大学医学部卒業後、都内の美容皮膚科で経験を積み、平成23年、アオハルクリニックの院長に就任、現在に至る。“ウェルエイジング”をスローガンに、多くの人にとって、よりよい治療を日々模索する美容皮膚科のスペシャリスト。

・アオハルクリニックHP

・ブログ

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