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いつまでも明るくチャーミング!ブラジル人女性が考える美とスキンケアとは?

「きれいでありたい」そう願う女性たちの心は万国共通です。なめらかな肌、美しい髪、チャーミングな笑顔…。世界中を見渡せば、まだまだ私たち日本人が知らない“美”をつくるためのメソッドがたくさんあふれているはず! そこには、今よりもっと輝くためのヒントが隠されているかもしれません。

女性のセクシーポイントは、大きなお尻!

美しさは健康から! 常夏の国でも冷えは大敵

lazyllama / Shutterstock.com

弾けた衣装でサンバを踊ったり、ビーチで焼けた肌をさらすブラジルの女性たち。モデル体型の美人じゃなくても、華やかな服を堂々と着こなし、はつらつとした表情や仕草をみせる彼女たちはとても魅力的に思えます。ブラジルでは、顔の造作や体型、年齢や職種を問わず、誰もが女性であることを謳歌しているようです。

ブラジル人が最も重要だと思う女性のセクシーポイントは、キュッと上がった大きなお尻。毎年全国から選ばれた27名の州代表が自慢の「美巨尻」を競う、「ミス・ブンブン(お尻)」コンテストも開催されるほどです。また、リオのカーニバルの花形ダンサー「パシスタ」になるには、踊りが上手なのはもちろん、小麦色の大きな美尻の持ち主であることも条件です。

ブラジルのビキニのボトムが小さいのも、ジーンズがピチピチしたローカットなのも、お尻を大きくキレイに見せるため。ブラジル人女性は、お尻にフォーカスしたエクセサイズでヒップアップに励みます。もちろん大きさや形だけではなく、つるりとした美尻のためには、バランスの取れた食事、それにボディケアもかかせません。市販の保湿クリームやオイルにスクラブ、また、メディアで度々取り上げられる自家製クリームを使ったマッサージで、セルライトやブツブツ撃退に励みます。
そして、完成した自慢のお尻は、バーンと見せて自慢するのです。

隠さないのがブラジル流

身近なナチュラル美容素材を取り入れてキレイに

ブラジルに初めて来た日本人の方は、「あんなに太っているのに、ピチピチの服を着るなんて!」「学校の先生なのに、がっつり谷間の見える派手なシャツ着てる!」などと驚かれるようです。実際、こちらの女性の大定番スタイルは、体型や年齢、職種などにかかわらず、マニキュアをして、素足で、体か体のラインの出る服です。スリムジーンズは、とにかくボタンが止まればOK。ピチピチぐらいでジャストサイズ扱いです。日本で人気のお尻周りをカバーするタイプの水着だと、ビーチで「早く脱がないの?え!それが水着?!」と驚かれるありさま……。

そんな風にかなり露出度の高いブラジル人女性たちですが、実は、あまりイヤラシサを感じません。むしろ恥ずかしそうに隠すより、あっけらかんとした健康的な魅力を感じます。

ブラジルで愛される女性は、ちょっとしたことにでも、にっこり歯を見せて笑い、分かり合っている合図にウィンクを送ってくるようなタイプ。身振り手振りも交えて、表情豊かに話します。そして、別れ際には、「チャーオ!」と振る手で投げキッス……。幼児の頃から仕込まれるこれらの仕草。おばちゃんともなれば、すっかり板につき、やたらチャーミングです。体型や顔の造作なんて二の次になる、強力な武器かもしれません。

いつも自信をもって、楽しめること

ファッションは開放的。だからボディケア&紫外線対策も万全

ブラジルの女性は、加齢と共にたとえ容姿の衰えを感じても、女性であることを誇示し続けます。大切なのは、健康で満ち足りて見えること。ボリュームのあるヘアスタイルと顔色には特に気を配ります。毎日のスキンケアはもちろん、チークと明るい色のリップが必需品です。「ミス&ミスター・テッセイラ・イダージ」という参加資格60歳以上というシニア・ビューティーコンテストもありますが、着飾ってランウェイを歩く参加者は、みんな堂々と満面の笑みを見せつけます。

何歳になっても、女性は女性。若い子と違うのは当然です。パーティーに出るなら年齢を問わず、誰よりも華やかな、今の自分が最も輝いて見えるスタイルを選ぶはずです。「もう年だから」とか、「もう少し痩せてから」なんて、コンプレックスを隠すことを優先した衣装選びじゃ、後ろ向きで盛り上がりません。
日本でも、「全身で目立つのはさすがに無理!」ならば、唇でも肩でも足首でも、自分の好きな部分1つだけでもアピールする装いを選んでみては?見せる!と決めたところを丁寧にケアして自慢すれば、気持ちが明るくなりそうです。ブラジルの女性みたいに、いつも女であることを楽しめるといいですね。

城後紗織(じょうごさおり)

東リカ(ヒガシリカ)
All About「アメリカ・ブラジル」ガイド。大学在学中に、オレゴン大学へ交換留学。2000年から約2年間ポートランド在住。2002年、ブラジル人の夫との結婚をきっかけにブラジルへ引越。サンパウロ、リオ・デ・ジャネイロに数ヶ月ずつ滞在した後、北東ブラジルのレシフェで約2年生活。2007年から2014年、サンパウロ在住。広告代理店に勤務する一方、ブラジル文化の取材、執筆を行う。2014年末から、ポートランド在住。ポートランド、サンフランシスコ、シアトル情報を取材、執筆中。

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