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紫外線からお肌を守れ! 正しい日やけ止めの選び方&塗り方

おでかけが楽しいシーズンになりましたが、やはり気になるのが「UV対策」。日やけ止めを使わないという人はいないと思いますが、正しい使い方をマスターできていない人が多いというのも事実です。そこで今回は、正しい日やけ止めの選び方&塗り方をご紹介します。

アオハルクリニック 小柳衣吏子院長

私が解説します!
アオハルクリニック 小柳衣吏子院長

SPFは「50+」、PAは「+++」以上のものを選ぼう!

SPFは「50+」、PAは「+++」以上のものを選ぼう!

日やけ止めを選ぶときは、まず「SPF」と「PA」の表示をチェック! SPF(Sun Protection Factor)は、UVB(波長が短くパワフルで、主に表皮にダメージを及ぼす)からお肌を防御する力を表します。最大値は「50+」(SPFが51より大きい)。

日光をたくさん浴びるおでかけ前には必ず「50+」を選び、普段の生活でも「30」以上のものを選んでください。一方のPA(Protection Grade of UVA)はUVAに対する防御効果の指標。従来は「+」から「++++」までの4段階で表示されています。「+++」以上のものを選ぶといいでしょう。

ケチケチせず、たっぷり、まんべんなく塗ろう!

日やけ止めの塗り方の基本は、「ケチらず、たっぷり、まんべんなく」。塗る量をケチっては、せっかくのSPFもPAも無意味です。日やけ止めは消耗品とわりきって、惜しみなく使うようにしてください。

また、「塗りモレ」にも要注意。
耳の前あたり、顔の両サイド、こめかみから頰骨の高い部分、まぶたなどは、うっかり塗り忘れてしまいがちですのでしっかり意識して塗るようにしましょう。「塗りモレ」を防ぐには、一度目とは違う場所にクリームを置いて塗り伸ばす「日やけ止めの二度塗り」も効果的ですので、ぜひお試しを。

去年の日やけ止めは使用NG! 3ヶ月以内に使い切ろう!

すべてのコスメにいえることですが、開封して何カ月も経てば中身の成分は酸化で劣化し、効果がかなり低下します。そのため、日やけ止めはできるだけ「3ヶ月以内」に使いきるようにしてください。車中に置きっぱなしにしているなんて言語道断! 熱による変性でUVをカットできないどころか、カブレの原因にもなりかねません。

そもそも日やけ止めにシーズンオフなどありません。夏だけでなく冬にも紫外線がたっぷりと降り続けているからです。オールシーズン、日やけ止めの二度塗りを心掛けるようにしましょう。

サングラスで「目」からの日やけも予防しよう!

サングラスで「目」からの日やけも予防しよう!

ある動物実験のデータによれば、目の角膜がUVを受けると、脳は「UVが攻めてきたから、メラニン色素をつくりなさい」という指令を全身のメラノサイト(メラニン色素をつくる細胞)に送ることが分かっています。

「毎日欠かさず日やけ止めを塗っているのにお肌が黒くなる…」という人は、もしかすると「眼へのUV」の影響かもしれません。UV防止効果のあるサングラスをいつも手元に置き、ちょっと外出するときでも気をつけるようにしましょう。

参考書籍紹介

『美肌の王道』 (日経BP社・2016年12月刊)
美容皮膚科医として多くの女性の悩みを診てきた「アオハルクリニック」の院長・小柳衣吏子さんの著書。最新の知見ももとに洗顔、保湿といった基本的な美容習慣に潜む「間違い」を修正し、「ウェルエイジング」のための正しい方法を紹介。いつまでも前向きで、キレイでいたい人の必読書です。

美の王道

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著者紹介

アオハルクリニック院長
小柳衣吏子 (こやなぎ・えりこ)
アオハルクリニック院長。皮膚科専門医。順天堂大学医学部卒業後、都内の美容皮膚科で経験を積み、平成23年、アオハルクリニックの院長に就任、現在に至る。“ウェルエイジング”をスローガンに、多くの人にとって、よりよい治療を日々模索する美容皮膚科のスペシャリスト。

・アオハルクリニックHP

・ブログ

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