知らずに妊娠力を低下させているかも?!夫婦で妊活スタートのススメ

赤ちゃんが欲しいと思ったら、まずは何から取り組めばよいのでしょうか?
健康な若い男女でも、しっかりタイミングを合わせたとしても妊娠できる確率は、1回で約30%ほど。さらに年齢やストレスなどにより妊娠率は低下してしまうので、正しい知識を持つことが、妊活を始めるうえでとても大切です。
今回は、妊活を始めるうえで、知っておきたい日常生活のポイントや、実は妊娠力を低下させてしまっている習慣など、知っておくと役立つアドバイスをご紹介します。
妊活は“ふたり一緒”がいい理由

なかなか赤ちゃんが授からないとき、その原因は男女半々なのをご存じですか?WHOによると、不妊の原因は男性にも約48%あるとされています。
ロート製薬が調査したところ、「不妊の原因は男女両方に可能性がある」という事実を知っていると回答した既婚男性は48.6%でした。既婚女性では約68.1%が知っていると回答されたので、男女で意識の差が見られます*1。
不妊とは、正常な夫婦生活があるにもかかわらず、1年以上妊娠しない場合のことを言いますが、原因がわかれば、解決法も見つけやすくなります。そして、男女ともに原因となる可能性があるのなら、ふたり一緒に“せーの”で妊活への取り組みを始められたらいいですよね。
*1 ロート製薬調査(2020.12)
3つの基本!妊活にオススメ日常習慣

男女ともに、妊娠しやすい身体を作ることは大切です。日常生活でできる次の3つを意識して、妊娠力アップの身体づくりをはじめてみましょう。
① 栄養バランスを考えた食習慣を!
女性も男性も、肥満や痩せすぎは妊娠に影響することがあります。
健康な身体をつくるには、当たり前ですが“食事”が大きく関わっています。しかし、忙しくて栄養バランスを考えた食生活ができていない人も多いかもしれません。しかし、栄養バランスの良い食事は妊娠力アップの基本。“食べたもので身体ができる”ことを意識して、できるだけ、野菜中心に、魚・肉・たまごなどをバランスよく摂るメニューに変えてみましょう。
<変えてみよう!食習慣>
- □ 1日3食を決まった時間に摂る
- □ 朝食を抜かない
- □ カロリーを考えて、食べ過ぎに注意する
- □ 洋食から和食中心にする
- □ 足りない栄養はサプリメントで補う

② 軽い運動を習慣にしよう!
ストレッチやウォーキング、股関節や骨盤を意識して動かすなど、血のめぐりを良くする軽い運動は妊娠力UPにオススメです。健康維持のためにも、身体を動かす運動習慣をはじめてみましょう。
しかし、翌日にも疲れが残るほどの激しい運動は逆効果なので注意が必要です。

③ 上手に気分転換!ストレスを溜めない習慣を
こころと体は繋がっているので、できるだけストレスのないリラックスした状態でいることが大切です。男性では、ストレスを溜めすぎると男性ホルモンのバランスが悪化し、睾丸に悪影響が出てしまうことも。運動や気分転換など健康的にストレスを解消する方法を見つけましょう。

女性にオススメな妊活習慣!
●葉酸を摂取しよう
厚生労働省によると、妊娠中だけでなく妊娠前から「葉酸」を摂取することを推奨しています。葉酸は、枝豆や焼きのり、きなこなどに含まれています。
栄養素を効率的に摂れるサプリメントも食事とともに上手に活用してみてもいいですね。

※厚生労働省:神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について、平成12年12月28日
●冷え対策
妊娠のためには、卵巣や子宮の血流量が多いことが大切です。冷えを感じている女性は多いかもしれませんが、できるだけ冷えない身体を作るようにしましょう。 毎日お風呂にゆっくりつかったり、下腹部を優しく温めてあげるといいでしょう。

今すぐパートナーに教えたい!男性が注意すべき生活習慣
男性が普段何気なくしている習慣に、妊娠力を低下させてしまう危険性が隠れていることも。その習慣を改善することで、精子の機能をアップすることにつながるかもしれません。
年齢が若い方が受精する能力が高いため、できるだけ早いうちから、できることから取り組んで、精子機能アップを心がけていきましょう。
<男性必見!妊娠力UPのための注意ポイント>妊活白書2018 byロート製薬
① 膝の上でパソコン作業はNG
パソコンを膝の上にのせて作業すると、睾丸の温度が上がり、精巣がダメージを受けてしまうため、妊娠力が低下してしまう原因になります。精子は温め厳禁!であることを知り、膝の上でパソコンを使っている人は、やめるようにしましょう。

② サウナや熱すぎるお風呂は控えよう
同じように、熱すぎる環境は精巣にダメージを与えてしまう可能性があります。熱いお風呂が好きな方も多いかもしれませんが、妊娠力アップのためには、毎日のようにサウナや熱いお風呂に長時間入ることは避けましょう。適温での入浴や、たまにサウナを利用することは問題ありません。

③ ブリーフよりはトランクスがオススメ!
実は、タイトな下着より、少し余裕のあるゆったりした下着を履いている人の方が、精子濃度が高く運動率も高いという医学研究があります。下着内の熱を上げない、通気性の良いものを履く方が妊娠力アップのためにはいいため、ブリーフ派の人は、トランクスの方がいいかもしれません。

④ 圧迫は厳禁
たとえば、長時間自転車にのると、睾丸が圧迫され、温度上昇や血流悪化の心配がでてきます。圧迫することで、勃起力が低下することも報告されているので、“圧迫はNG”を意識しましょう。

⑤ タバコはNG
タバコは精子の数を減少させ運動率も悪化させます。さらに血流悪化により勃起不全のリスクも高めることから、妊活に禁煙は常識と心得ましょう。

⑥ 禁欲はしない
精巣では毎日新しい精子が作られています。しかし射精せずにためすぎると、精子の運動率と質はどんどん悪くなってしまいます。妊娠を希望する場合は、5日以上の禁欲はせず、最低でも週1回は射精して精子を外に出すことが大切です。できるだけ新鮮で活発な動きの精子を作る習慣をつけるといいようです。

何気ない習慣が妊娠力を低下させたり、精子にダメージを与えることもあるのですが、精子の状態を自分で知ることは難しいですよね。しかし、自宅で簡単に、運動精子濃度(元気な精子=運動能力のある精子)を知ることができるキットがあるのをご存じですか?精子の受精能力を判断するものではないのですが、運動精子濃度を知ることができるので、自分でセフルチェックしたい方にはオススメです。もしも結果が基準を下回る場合などは、クリニックを受診するきっかけにもなります。
・「dotestスマートフォン用運動精子濃度テストキット」について詳しく知りたい方はこちら
妊娠率を上げるタイミングを知ろう

妊娠は精子と卵子が出会わなければ成立しません。妊娠しやすいタイミングに合わせてセックスをすることも大切です。排卵日の3日前~排卵日翌日が妊娠の確率が高くなる時期で、最も妊娠しやすいのは排卵日の1日前~排卵日だと言われています。この期間に何度かタイミングを取ってみましょう。
排卵日を約1日前に予測できる「排卵日予測検査薬」もあるので、タイミングを合わせたい!という人にオススメです。
タイミングを合わせてもなかなか妊娠しない場合は、クリニックを受診してみましょう。
・「排卵日予測検査薬 ドゥーテストLHⅡ」について詳しく知りたい方はこちら

いかがでしたか?妊娠力は、年齢には逆らえないからこそ、規則正しい生活と、健康な身体が何よりも大切です!普段、何気なくしている日常習慣が、実は妊娠力を低下させてしまっていることもあるので、ふたりで一緒に知ることから始めてみましょう。いまから変えられる習慣も多いはず。ふたりの赤ちゃんのために、お互いに支えあいながら“ふたり妊活”ができますように。