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大切なのは体重よりも「女性らしさ」!最初に知っておくべきダイエットの基本

カロリー制限、バナナだけ、半日断食 etc.…たくさんのテレビや雑誌、本でダイエット法が紹介されています。しかし、ぱっと見た情報だけを鵜呑みにしてしまうと、間違った方法で行ってしまい、逆効果になることも。大切なのは、女性らしさを失わずに余分な脂肪だけを落とすこと。まずは脳や身体のメカニズムを知って、正しいダイエット法を身につけましょう。

食べ過ぎは依存症!メタボを救う食事法とは

ついつい食べてしまうファストフードやスナック菓子、ケーキなど、カロリーも脂肪分も多い食べ物。健康によくないと分かっていながらも、なぜか手が止まらない…みなさんにもそんな経験はないでしょうか。

こんな行動していませんか

食べ過ぎてはいけない。頭ではそう分かっているのに、気がつけばお菓子の袋が空っぽに…。食べ物の誘惑に負けてしまう自分の意思が弱いのか?
いいえ、決してそんなことはありません。その食べ過ぎには、意思だけではどうにもできない、脳のメカニズムが関係していました。

「実は、高脂肪食には強い依存性があることがわかってきました。高脂肪食は脳に作用し、高脂肪食を食べれば食べるほど、もっと食べたくなるという悪循環を生み出していたのです」
ここで、益崎先生が行った実験をご紹介しましょう。マウスに脂ぎったエサと通常のエサを用意し、どちらを欲しがるのかを調べる実験を行いました。マウスの様子をモニターした結果、100回エサを食べに行ったとすると、普通のエサを食べたのはわずか5回! それ以外の95回は脂ぎったエサを食べていました。 「脂ばかり食べているマウスが、どんどん肥満になっていったのは言うまでもありません。高脂肪のエサばかりを食べ続けると、身体が今どれくらいのカロリーを必要としているのか、どのエサを選ぶべきなのか、脳は正しい判断ができなくなってしまうのです」
さらに、「高脂肪食への依存を断ち切るのは、タバコやアルコールをやめるよりも難しい」と益崎先生は言います。
タバコ・アルコール依存のマウスに対し、それぞれを強制的にやめさせると、どちらも3日以内で依存性は急速に減少していきました。しかし高脂肪食に依存していたマウスは2週間経っても、依存性が残っていたのです。「タバコ、アルコールの依存は自分の意思だけでやめるのは難しいことは一般的に知られていますが、高脂肪食への依存はこれら以上に意思だけでは変えにくいのです」
※益崎裕章先生(琉球大学大学院医学研究科内分泌代謝・血液・膠原病 内科学講座(第二内科)教授)

脂たっぷりのエサには依存がある!

脂っこいものを食べれば食べるほど、もっと食べたくなってしまう“肥満へのループ”。その悪循環を断ち切るにはどうすればいいのか。
そのカギとなるのが、日本人に昔からなじみのある「玄米」です。

玄米食の効果を調べるため、メタボ患者を対象にした臨床実験も行われました。1日3回の白米のうち、1回分を白米と同じカロリーの玄米に置き換えるというものです。その結果、玄米を1日1回食べ続けて2カ月後には、明らかな体重減少(下グラフ参照)、食後の高血糖・高インスリン血症・脂肪肝の改善効果も認められました。
「週に4~5回もファストフードを食べていたり、毎日のように牛丼を食べていた人が、1日1回の玄米食に変えたところ、“もうあまり食べたくない”と思うようになったことが、アンケート調査で明らかになりました。これはマウスでの実験でも同様の結果です。脂ぎったエサばかり食べていたマウスに玄米の粉を混ぜたエサと、白米の粉を混ぜたエサを与えたところ、玄米を食べたマウスは次第に脂ぎったエサを食べなくなっていき、肥満も解消していきました。」

脂たっぷりのエサには依存がある!

白米をすべて玄米に置き換えるのが理想ですが、一番大切なのは、毎日続けること。いきなり玄米に変えるのが難しい方は、まずは白米:玄米の比率を2:1にして炊くなど、少しずつとり入れてみましょう。

「カロリー制限だけ」はNG!ダイエットを左右する食のウソ・ホント

食べる量を減らしているのに体重が減らない…という人、その原因は「栄養失調」かもしれません。健康でキレイな身体を保ちながら痩せるには、きちんと栄養を摂ることが不可欠です。
ダイエットをする上で欠かせない栄養素といえば、「ビタミンB2」。食べたものをエネルギーに変え、脂質を燃焼する効果があります。

こんな方は要注意!

「口内炎ができて、ヒリヒリと痛い。」「髪がパサついてまとまらない」と感じている方、ビタミンB2は摂れていますか?ビタミンB2は健康な髪や皮膚、肌などを作るために必要なビタミンで、成長期の子供はもちろん、大人になっても細胞の再生に使われるため、「発育のビタミン」と呼ばれています。ですから、ビタミンB2が不足すると、口の中や周りが荒れたり、肌にブツブツができるなどのトラブルが起こります。また、食べたものをエネルギーに変えるのをサポートしていて、特に脂質を燃焼するのに多く使われます。このため、不足するとエネルギー切れで疲れやすくなったり、脂肪が身体につき、太りやすくなってしまいます。特に激しい運動をすると必要量が多く、ダイエット中の方にも必須のビタミンです。ビタミンB2は水溶性のため、体に貯めておくことができません。毎日きちんと摂るように心がけましょう。

ヘルシーおかずで痩せやすい体に!おいしくダイエット弁当!

ビタミンB2を多く含むオススメの食材は、魚肉ソーセージ。「子供のおやつ?」と思いがちな魚肉ソーセージですが、肉類に比べてエネルギーが低い割に、ビタミンB群やタンパク質を多く含むだけでなく、ほかにもダイエットに効く栄養素がたくさん。ぜひとり入れてみましょう。

「ダイエットの時、お肉は食べないほうがいい?」「お肉って身体に悪そうなイメージがあるけど…」という声をよく耳にします。いいえ、そんなことはありません。むしろ健康な身体を保つために、お肉はとても重要な存在なのです。

「肉が健康によくないというのは大きな誤りです。肉には私たちの身体に欠かせない栄養素が豊富に含まれています」と言うのは、日本応用老年学会理事長の柴田博先生。
「肉には良質なタンパク質が豊富に含まれています。そのタンパク質の原料は身体を作る上で不可欠なアミノ酸です。アミノ酸には人間の体内で作ることができない必須アミノ酸というものがありますが、この必須アミノ酸をバランスよく含んでいるのが、肉の最大の特徴です」と柴田先生は言います。

お肉を控えると、筋肉の衰えに加えて、健康や美容面にも影響があります。健康な身体を保つためにも、ぜひ積極的にとり入れていきましょう。

脱リバウンド!女性らしさを保つカラダ作り

カロリー制限だけを基準にしたダイエット法は、食べ過ぎの方以外には、逆効果になってしまう可能性もあります。カロリー不足による“冷え”、タンパク質が足りなくなることによる代謝の低下、さらに栄養不足が及ぼす肌荒れなど…。
キレイな身体を保ちながらダイエットするために必要なのは、バランスのとれた食事と、運動。体重を減らすのではなく、筋肉をつけることが、健康で美しい身体づくりのカギとなります。

筋肉は、身体を動かすためのエンジンのようなもの。エンジンが大きければ、食べたものをエネルギーに変える力も大きくなります。つまり、筋肉の量が多い人のほうが、少ない人よりも太りにくいと言えます。いわゆるリバウンドは、筋肉が少ないこともひとつの理由。摂取したカロリーをエネルギーに変える力が不足して、脂肪として蓄えられてしまうのです。
筋肉は、基礎代謝(内臓を動かしたり、体温維持などで消費するエネルギー)、生活活動代謝(運動などで消費するエネルギー)と深く関わっています。筋肉が多いほどエネルギーが多く必要になりますから、基礎代謝・生活活動代謝ともに高くなり、摂取したカロリーを消費しやすくなるのです。 食事制限で脂肪は落ちるかもしれませんが、筋肉まで落ちてしまう可能性も。食べないダイエットは、より太りやすくなるとも言えるのです。脂肪も筋肉も落としてしまうと、女性らしいボディラインが失われてしまいます。年齢を重ねた女性は特に、筋肉をつけるようにしましょう

筋肉はすぐにつくものではなく、毎日のトレーニングが必要です。「太らないカラダの作り方」などを参考に、自分に合ったトレーニング法を見つけましょう。

いかがでしたでしょうか?健康で美しい身体づくりのためには、まず身体の構造を知ることから。「ついつい食べちゃう」に注意しながら、自分に合った食事、トレーニング法を実践していきましょう。

・出典元:太陽笑顔fufufu

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