子どもの疲れ目やドライアイが増えている!?早めのケアが肝心!

“疲れ目”というと、長時間パソコンに向かうオフィスワーカー特有のお悩みと思われがちですが、勉強や遊びにまでデジタル化が進む現代の子どもは、大人と同じように目を酷使しがちです。文部科学省の調査※1によると、近年の小学生は、虫歯は減っているのに、裸眼視力1.0未満の近視は増えるばかりとのデータも。子どもはゲームやテレビなど、好きなことには集中しすぎる傾向があるので、気づかないうちに目の疲れが蓄積し、視力低下を引き起こしているのです。そうなる前に親が取り組みたい子どものアイケアをご紹介させていただきます。
※1 平成21年度学校保健統計調査
より疲れやすく変化している子どもの目の環境
子どもの“目を使う時間”を調べると※2、小学生が1日の中でゲームやテレビに費やす時間は約3時間。勉強や読書を加えると、トータルでは5時間以上も目を使っていることになります。
また、それを見ている時の目と対象物との距離も問題で、勉強や読書、ゲームをしている時は、30cm前後という近い距離でものを見続けている様子がわかりました。目は長時間近くでものを見続けると、ピント調節機能が緊張して目が疲れることでものが見えにくくなる、一時的な近視状態=「仮性近視」になることがあります。これは目の負担を軽減することで回復が期待されますが、適切なケアをせず、そのまま近くで見続けていると、元に戻りにくくなることもあるので、注意が必要です。

※2 ロート調べ(n=小学生の子どもを持つ母親600名/2010年8月実施)
子どもは視力が低いほど、脳も肉体も疲れやすい!?
近視も子どもの成長にとって見過ごせない問題ですが、“目の疲れ”は目の症状だけでは収まりません。目で見たものは、情報として脳に入り、処理されます。目を酷使するということは、処理すべき情報がそれだけ多く入るということであり、脳を疲れさせてしまうのです。
さらに脳は肉体とも深く関係しています。運動など、ただ体を動かしているだけに見えても、実は無意識のうちに脳を使っているため、体が疲れると脳も疲れるのです。また、ストレスなどによる精神的疲労も肉体的疲労と密接な関係にあり、脳と肉体の疲労は切り離せません。
実際、視力別に子どもの疲れを調べたところ※2、視力が低い子どもほど疲れ度合いが高いという結果に。目の疲れが視力低下を引き起こし、肉体的・精神的な疲れにも関係していると言えそうです。

※2 ロート調べ(n=小学生の子どもを持つ母親600名/2010年実施)
子どもの目の疲れをしぐさでチェック!

長時間ゲーム機やスマホ、パソコンなどを見続けている時はもちろんですが、それ以外でも、目に負担がかかっている時、お子様が発信しがちなサインがあります。目の疲れを溜めないためには、早めの対処が大切。子どもはなかなか自分の目の疲れに気付きにくいので、親が見つけやすい子どもの疲れ目サインをピックアップしました。
こんな様子はありませんか? 子どもの目のS.O.Sしぐさチェックシート
テレビを見たりゲームをしている時、
- □目を細めている。
- □テレビから1.5m以内で見ている。
- □だんだんテレビに近づいてくる。
- □目がしょぼしょぼして、異常にまばたきが多い。
- □目が赤く、腫れぼったくなっている。
- □まばたきせず凝視している。
- □眉間にしわを寄せて、にらむように見ている。
- □横目でものを見るクセがある。
- □猫背で、机に顔を近づけて勉強している。
- □首を傾けてものを見るクセがある。
当てはまる項目が多いほど、目に負担がかかっている可能性が高いサインです。
そんな時には目を休ませるために、テレビやゲーム機から離したり、目の緊張をほぐす体操を。パチパチまばたきした後、目玉をぐるぐる回したり、上下左右に動かしたり、遠近を交互に見たりするなど、ピント調節筋のストレッチがオススメです。
・詳しい目のストレッチ方法はこちら

疲れ目だけじゃない!こんな症状にも要注意!

ドライアイ
今や4割の予備軍がいると言われる※3子どものドライアイ。特に乾燥しがちな冬や夏のエアコンが効いた室内では、より目が乾きやすい状態に。気づかず放置していると、視野がぼやけて見えにくさを感じたり、慢性の頭痛や肩こり、全身のだるさといった症状まで出てくる可能性があります。ゲームに熱中している時でも、30分ごとに休憩して目を休めたり、目薬で目を潤したりと、早めの対策でドライアイを防ぎましょう。
紫外線トラブル
肌と同じように、目も紫外線ダメージを受けがちです。
夏の海や冬のスキー場で強い紫外線を浴びると、目が真っ赤になって痛くなったり、ショボショボするのはその一例。
子どもの頃からの長期の紫外線ダメージの蓄積によって発症しやすい目の病気があるとも言われています
成長過程にある子どもの目は、ツバのある帽子などで紫外線からしっかり守ってあげるとともに、目薬でのアフターケアも忘れないでくださいね。
花粉症
大人だけでなく、近年では子どもにも花粉症が増えています。ロート製薬の調査※4によると、0~16歳の子どもを持つ親のうち、自分の子どもが花粉症だと実感している割合は約3割強に上ります。
子どもの症状も大人と同様、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどのおなじみの症状に加え、鼻がつまって頭がぼーっとしたり、ムズムズ感によってイライラしたりと、集中力が低下しがちになることも。
また、子どもは目にかゆみを感じると、つい手でこすってしまうことが多いため、症状が悪化したり皮膚トラブルにつながることもありますので、目薬や、洗眼薬等で適切な対処をしてあげることが大切です。
※3 ロート調べ(n=小学生の子どもを持つ父母250名/2011年実施)
※4 ロート調べ(n= 0~16歳の子どもを持つ父母 3475名/2013年実施)
子どもには使いやすい“子ども用の目薬”で対策を!
子どもの目のトラブルは早めのケアが重要です。そこでぜひお使いいただきたいのが子ども用の目薬。刺激を感じて目薬を嫌いにならないように、ロートの子ども用目薬は、ソフトでしみない、やさしいさし心地に設定しています。また、小さなお子さまがいやがらない目薬のさし方も参考にしてみてくださいね。
・「目薬の正しいさし方」はこちら

疲れ目にオススメ!
Vロートジュニア
疲れ目サインが出ているお子さまの目を考えた「疲れ目対策目薬」です。ダブルのピント調節機能改善成分が視る力の回復をサポート。また、乾きからくる目の疲れにもアプローチします。しみない、やさしいさし心地や、どの角度からも点眼しやすいフリーアングルノズル®の採用など、さしやすさにもこだわっています。
・「Vロートジュニア」について詳しく知りたい方はこちら

販売名:Vロートジュニア
第3類医薬品
紫外線トラブルにオススメ!
ロートこどもソフト
プールや海水浴のあと、紫外線を浴びたあとなどに。涙とほぼ同じpH値の、ソフトでしみないやさしい使い心地。無着色・無香料・非刺激性の目薬です。デリケートなお子さまの目をいたわりながら、かゆみや炎症を穏やかにしずめます。4ケ月のお子さまからお使いいただけます。
・「ロートこどもソフト」について詳しく知りたい方はこちら

販売名:ロートこどもソフト
第3類医薬品
花粉症にオススメ!
ロート アルガードこどもクリア
花粉やハウスダストなどによるアレルギー症状である目のかゆみ・充血に。かゆみや炎症を抑える成分や、目をこすったり、かいたりすることで傷ついた瞳の修復をサポートする成分を配合。お子さまのつらい目の症状に効果を発揮します。
・「ロート アルガードこどもクリア」について詳しく知りたい方はこちら

販売名:ロート アルガードこどもクリア
第3類医薬品
子どもにとってもゲームやスマホが日常生活の一部になりつつある現代。ただ遊んでいるだけとはいえ、度が過ぎると、疲れ目やドライアイを引き起こし、さらには眼精疲労や身体・精神的な疲れにまでつながることも考えられます。お子さまの健康を守るために、日ごろからしぐさをチェックし、ストレッチや目薬で適切にケアしてあげてくださいね。
・子どもの目薬について詳しく知りたい方はこちら

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