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小さいけれど痛い!目の際にできる白いプツプツ、その原因&予防法

目がゴロゴロする、瞬きすると痛い! 鏡でよく見てみると、目の際ギリギリに白いプツプツを発見…。まつ毛エクステ(マツエク)やアイメイクをしている方なら、一度はそのような経験があるのでは? めずらしいことではないものの、それは目の注意信号。放置しておくとドライアイを引き起こしたり、まぶたが腫れてきたり、ひどい場合は治療が必要になることもあるのです。一方、その原因は身近なところにある場合も多く、少し気をつけることで予防しやすいのも事実。健康的に輝く目のために、改めて目周りのケアを見直してみませんか?

白いプツプツの正体は?

多くの場合、白いプツプツができるのは、まつ毛ラインと目の粘膜の境目あたり。そこは、マイボーム腺という皮脂腺がずらりと並ぶとても大切な部分です。「皮脂?」と驚かれるかもしれませんが、目にとって皮脂は欠かすことのできない存在。ご存知のように、目の表面は涙で守られていますが、その涙を蒸発させないように守っているのが、マイボーム腺から分泌される皮脂(脂質)なのです。

マイボーム腺は上下まぶたに各30個前後あり、瞬きするたびに脂質を分泌し、目を覆う涙の層のさらに外側に、涙の層を覆う油層を作っています。その脂質が上手く分泌できなくなったり、マイボーム腺の周りの皮膚が硬くなったりすると、腺の入り口が詰まり、内側に皮脂がたまって小さなかたまりに。つまり、白いプツプツの正体は、『マイボーム腺梗塞』という皮脂の詰まりだったのです。

見た目は小さな点。でも放置しておくと大きなトラブルに!

マイボーム腺が詰まると、目が痛くなったり、ゴロゴロ違和感が出たり、乾いて疲れやすくなったり。放置しておくと、ドライアイに悩まされるだけでなく、乾燥することで目が傷つくこともあるのだとか。さらには、たまった脂が変質し、まぶたを刺激して炎症が起こったり、マイボーム腺そのものが小さく萎縮してしまうことも。痛みがなければ気づかないほど小さな点ですが、マイボーム腺梗塞は目の健康にとっては大きなトラブルなのです。

詰まる原因はいつもの習慣にあり?!

マイボーム腺が詰まる原因は、加齢による皮脂腺の機能低下や、ホルモンの影響による皮脂の性質の変化も大きいと言われていますが、なにより気になるのは女性ならではの理由。アイメイクやまつ毛エクステ(マツエク)が原因している場合も多いそうです。

例えば、“まつ毛のラインに沿って”描くのが基本のアイライナーですが、うっかりまつげの内側に描いてしまうと、そこは大切なマイボーム腺の入り口。そんな大切な部分を涙や皮脂でも取れにくいアイライナーでふさげば、詰まりやすいのは当然ですよね。強力なアイライナーに限らず、アイシャドウやマスカラも同じ。きちんと落とせず残っていると、気づかない間に詰まってしまいます。マイボーム腺をふさがないように、アイメイクはまつ毛のラインまでに留める。そして、夜はきちんとクレンジングで落とすことが大切です。

まつ毛エクステ(マツエク)やまつ毛パーマをしている方はさらに要注意。薬剤がマイボーム腺を傷つけることもあるほか、クレンジングや洗顔がしにくくなるため、メイクや汚れが残りやすいのも原因の一つ。まつ毛周辺にたまった汚れにまつ毛ダニが増えることも一因という説もあるので、心当たりがある方は特に注意が必要です。 さらに、意外なところでは冷えも一因。詰まるのは皮脂=油ですから、冷たいと固まりやすく、詰まりやすいのです。お風呂で全身を温めたり、ホットアイマスクで目もとを温め、めぐりをよくするのもいいかもしれません。
こうして見てみると、白いプツプツ=マイボーム腺梗塞の原因は身近な習慣に多いことがわかりますね。目の周りの汚れをしっかりと落とすよう心掛け、マイボーム腺の詰まりを予防しましょう。

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