目のアンチエイジング読本(2) 加齢黄斑変性とは?

「加齢黄斑変性」という病名を聞いたことはありますか? 加齢とともに誰にでも起こる可能性があり、早ければ40代に発症することもあるという目の病気です。欧米では失明原因第1位、日本でも失明原因第4位となっており、しっかりと注意することが必要です。
自覚症状があったらスグに眼科へ!
「加齢黄斑変性」にかかると、モノを見るための大事な部分である「網膜の黄斑部」が障害され、視力が著しく低下します。放っておくと「失明」につながることもあるため、「見えづらい」という自覚症状があった場合は、なるべく早く眼科へいくことが大切です。
加齢黄斑変性自己チェック
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目から約30cmはなして、メガネやコンタクトレンズをした状態で、片目ずつ(閉じている方の目は手で覆い隠す)表の中央の点を見つめます。

チェック結果で下記のように、
見え方がおかしいなと感じたらすぐに眼科へご相談ください。
□ 線がゆがんで見えませんか?
□ 中心が見えないことはありませんか?
□ 部分的に欠けて見えませんか?
日々の予防がとにかく大切です!

「加齢黄斑変性」の病態の解明と治療法は飛躍的に進歩してきていましたが、目の状態を完全に元に戻す治療法はまだありません。治療はいずれも病気の進行を遅らせ、低下した視力を維持もしくは回復させることが目標となります。早期発見、早期治療、そして日々の予防がとにかく大切です。
緑黄色野菜を積極的に食べよう!

「加齢黄斑変性」にならないためには、いったいどのようなケアをすればいいのか?
「加齢黄斑変性」の予防には紫外線対策、禁煙、そして緑黄色野菜に多く含まれる、ルテインやゼアキサンチンを摂取して黄斑の色素を増やすことが大事です。ホウレンソウやブロッコリーなどの緑黄色野菜をとることも大切ですが、食事だけではなかなか摂りにくいのでサプリメントでの摂取や目薬で予防することもおすすめします。いつまでも目を健康に保つため、少しずつでもいいので、ぜひ実践してみてください。
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