コンタクトユーザーは目が乾きやすい!?って知ってた?

全国に約800万人〜2,200万人いるといわれているドライアイ患者。その原因はさまざまですが、コンタクトを使用している人は裸眼の状態と比べて目が乾きやすくなると言われています。ではなぜ、コンタクトレンズの使用で目が乾きやすくなってしまうのでしょうか? その理由と対策を調べてみました。
ドライアイ時のコンタクトは症状を悪化させることも!

ドライアイはさまざまな要因によって、涙のバランスが崩れたり、涙の分泌が不足したりすることで、角膜表面に傷や障害が生じる疾患です。
通常、コンタクトレンズは角膜表面を潤す涙液の上に浮かんだ状態で、角膜表面に装着します。つまり、コンタクトレンズが目に入ることで、涙の量や質などに大きく影響を与えることになります。
コンタクトの使用でドライアイ状態が悪化する!?
コンタクトレンズには、ハードタイプとソフトタイプがあります。ハードレンズは水を吸わないのですが、ソフトレンズは水分を含む性質があるため、目の表面の涙液を吸収してしまいます。いずれも、ドライアイの方にはコンタクトレンズは好ましい状態とはいえません。また、正常に涙液が分泌される状態でも、コンタクトレンズを使用することで、ドライアイ、あるいはドライアイに近い状態になりやすいともいわれています。
コンタクトレンズは高度管理医療機器。医師の診断のもと適切に使用しましょう!

コンタクトレンズを使用したいと考えるドライアイ患者さんの場合、まずはコンタクトレンズが医療器具であることを理解し、眼科医の診断を受けることが重要です。
眼科医にコンタクトレンズの使用はすすめられないと診断された場合、基本はメガネを着用し、その他TPOにあわせてのコンタクトレンズを短時間だけ使用するなど、眼科医に相談してみましょう。コンタクトレンズはメガネを使用せずに視力矯正のできる大変優れた器具ですが、ドライアイが悪化すれば元も子もありません。自分自身の目の状態をしっかりと理解し、適切に使用することが大切です。