あれ、コンタクトレンズが外れない…。そんなときはコレで解決!

「おかしいな、目の中にあるはずなのにどこに行ったのか分からない…」「あれ、コンタクトレンズが外れない…」。コンタクトレンズを愛用している人なら、誰もがきっとこんな経験をしたことがあるのでは!? 今回ご紹介するのは、そんなコンタクトレンズユーザーならではの「あるある」への対処法です。
レンズがどこに行ったか分からないときの対処法

コンタクトレンズがどこに行ってしまったのか分からないときは、あせらず冷静に対処することが大切です。よく耳にする「レンズが目の裏側に入った」というのは迷信。目の構造上、眼球の裏側にレンズが入り込むことはありません。まぶたの裏側と眼球の表面はつながって「結膜嚢(けつまくのう)」と呼ばれる袋状になっています。そこにレンズが隠れている可能性がありますので、鏡を見ながらしっかりと目の中を確認してみましょう。
目の中のレンズの探し方
鏡を見ながら行います。まず、目を上下左右にゆっくりと動かし、コンタクトレンズの位置を確認してください。まぶたの奥や裏側など、発見しにくい場所にある場合が多いようです。くまなく探したにもかかわらず見つからない場合は、気づかないうちにレンズを落としてしまっている場合も。最終的に見つからないときは無理をせず、眼科を受診しましょう。
レンズが目の表面やまぶたの裏に貼り付いてしまったときの対処法
レンズが目の表面に貼り付いてしまったときや見つからないときに、力まかせにはがしたり、眼球をさわるのは厳禁です。以下の3ステップで目をいたわりながらレンズを外すようにしてください。
目に貼り付いたレンズの外し方

STEP1
目薬でレンズを潤わせて外す。目の表面が乾燥すると、コンタクトレンズが貼り付き、外しづらくなります。そこで、コンタクトレンズをつけたまま使用できる目薬を1~2滴さして10秒間ほど目を閉じてしっかりと潤わせれば、外しやすくなっているはずです。
STEP2
まぶたの上からレンズの縁に触れて、レンズを浮き上がらせて外す。目を開けた状態でまぶたの上に人さし指を当てると、レンズの縁を確認できるはずです。その状態をキープしたまま、視線を耳側の方向に動かします(右目の場合は右耳方向に)。こうすることで、コンタクトレンズが浮き上がって外れやすくなります。
STEP3
顔ごと水につけて水中でまばたきし、レンズを浮き上がらせて外す。上記STEP1,2を試しても外れなかった場合は、洗面器にたっぷりと水を溜め、顔をつけて水の中でまばたきをしましょう。コンタクトレンズと眼球の間に水が入り込むことでレンズが浮き上がり、外れる可能性が高くなります。レンズの左右が分からなくならないよう、手でまぶたを押さえるなどして片目ずつ行うことがコツです。
万一のときに備えてかかりつけの眼科医を探しましょう
コンタクトレンズは目の角膜に密着させて使用するだけに、メガネよりもトラブルが多いのが現状です。万が一のときのために、日頃から何でも相談できる眼科医を探しておくことをオススメします。