ロート製薬1DAY体験 本社&研究所ツアーレポート
2019年10月23日(水)、気持ち良い秋晴れのなか、「ロート製薬1DAY体験 本社&研究所ツアー」を開催しました。
今回はココロートパーク初の取り組みとして、本社と京都の研究所に皆さまをご案内!開発の裏側に迫るトークショーやクイズ、普段は入ることのできない研究所の見学や体験など、盛りだくさんの内容でロート製薬の取り組みをご紹介しました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
日時:2019/10/23(水)10:00〜16:00
会場:ロート製薬株式会社 大阪本社、ロート製薬研究所(ロートリサーチビレッジ京都)
ご案内商品:肌ラボ®極潤ヒアルロンクリーム、obagiダーマパワーX、メンソレータム オーラ ザ ハンド、メンソレータム しっとりなめらかクリーム
JR桃谷駅からロート製薬本社へ。まずは、スキンケア開発を行う研究員からロート製薬の歴史や、新しい領域へのチャレンジ、ロート製薬のポリシーなどをご説明しました。
最先端の再生医療研究で得た知見がスキンケア商品に取り入れられていることや、目薬開発を通してスキンケア開発が進んでいった背景など、あまり知られていないロート製薬独自のスキンケア開発秘話もご紹介。「製薬会社でありながら薬に頼りすぎない会社を目指す」というロート製薬の想いもお伝えしました。

透明感があって、シミがなくハリと弾力がある美しい肌は誰しも憧れるもの。しかし、ロート製薬では、まずは肌をつくる1つひとつの細胞を元気にすることが大切だと考えています。
肌をつくる細胞は
- ・外の刺激からお肌を守り、うるおいを保つ「表皮角化細胞」
- ・紫外線などのダメージから細胞を守り、肌色を決める「メラノサイト」
- ・ハリのもとであるコラーゲンやエラスチンをつくる「線維芽細胞」
の3つから成り立っています。これら1つひとつの細胞を元気にしてあげることで、乾燥しにくく、シミやシワになりにくい健康な状態となり、結果として美しい肌を得られるのです。
特に、シミは30代後半から肌の表面に現れやすくなりますが、20代後半〜30代前半の方も肌のなかに隠れています。研究員自身も20代の時に肌診断で隠れたシミがある事が分かり、美白ケアの大切さを痛感し今の丁寧なスキンケアへつながったそう。
そして、ココロートパークのイベントでは恒例となっているクイズタイム。
ロート製薬では効果が出る事はもちろん、使う人が毎日気持ちよく使い続けられるよう、使用感を大切にした研究開発を行っています。実際に参加者の皆さまにも使い心地を体感していただこうと、商品当てクイズを実施しました。
名前の書かれていない容器に入ったクリームを使っていただき、「メンソレータム オーラ ザ ハンド」、「obagiダーマパワーX」、「肌ラボ®極潤ヒアルロンクリーム」、「obagiダーマパワーX」、「肌ラボ®極潤ヒアルロンクリーム」、「メンソレータム しっとりなめらかクリーム」を当てていきます。

「においがスーっとするから、メンソレータムのシリーズっぽくない?」
「こっちは肌にさらっとなじむから肌ラボでは?」
「こっくりした肌触りだから高級な感じがする」
など、クリームを手に取りながら注意深く観察する参加者の皆さま。なんと、ほとんどの方が全問正解でした!すばらしいです!

お肌の悩みと原因を追求しながら、お客様に寄り添ったものづくりを行うロート製薬。本社には工場をはじめ、品質管理や研究開発など多くの部門が集約されているため、お客様の声をいち早く商品に反映できる一貫した生産体制を可能にしています。また、これまで培ったノウハウを活かし、医薬品レベルの管理基準で生産していることもご紹介しました。
ここからはバスに乗って、京都にあるロート製薬研究所へ。
バスのなかではスタッフから先ほどのクイズで登場した4つの商品をご紹介。そのほかにも簡単にできる乾燥ケアや肌のお悩み相談にもお答えするなど、和やかな雰囲気のなか、京都の研究所に到着しました。

次の目的地となるロート製薬研究所(ロートリサーチビレッジ京都)に到着。社内外の研究者がコラボレーションし、オープンなスペースで共同研究することを目的に誕生した施設です。この研究所にお客様をご招待するのは、なんと今回が初めての試みです。

エントランスから中に入り、まずはこれまでのロート製品を展示しているブースを見学していただきました。

ウェルカムセッションとして、アイケアの研究に携わっている研究員から研究所の概要をご説明。
この研究所では、遺伝子レベルで細胞を分析し、老化のメカニズムなどを解析する「基礎研究部門」、最新のトレンドを取り入れ製品として生み出す「製剤開発部門」、高い基準で品質レベルを保つ「安全品質部門」と大きく3つに分かれており、国際色溢れる研究者が研究開発を進めている様子をご紹介しました。
製品化までには地道な実験の積み重ねが大切です。目薬の容器を1つ決めるのに、何十種類もの色や素材のものを試作するなど、研究者自身が実際に製品化した商品のエピソードも語られました。
ここから参加者の皆さんは2つの班に分かれて、研究所の庭園見学や実際に研究で使用される器具を使った体験などを行っていただきました。
意外かもしれませんが、ロート製薬研究所にはなんと日本庭園があります。庭園では、四季折々の花が咲き、秋には紅葉を楽しむことも。山から鹿が降りてくることもあり、研究員たちを和ませます。

研究員が案内しながら、庭園をぐるっと一周。普段は一般の方は入れないということもあり、皆さん熱心に写真を撮っていました。

研究員体験では、基礎研究部門の研究員のレクチャーにより、実際にロート製薬で使用している器具を使った体験を行っていただきました。
使用するのはたくさんのスポイトのようなものがついたマルチピペット。培養実験に欠かせない道具で、一度に同じ量の培養液を容器に注ぐことができます。

正確に液体の量を測るには、正しい使い方が大切。皆さん少し緊張した手つきでしたが、初めてとは思えないほどスムーズに操作されていました。
また、角膜の細胞や幹細胞を顕微鏡で観察。細胞によってその形はまったく異なります。特に幹細胞は従来の医療では治療が難しい病気や治癒薬のない病気など、さまざまな分野に応用できる可能性を秘めており、これからの再生医療には欠かせない細胞として注目されています。ロート製薬研究所で取り組んでいる研究も紹介され、皆さん真剣に聞き入っていました。

「間葉系幹細胞」を顕微鏡で観察
体験の合間には、ロート製薬の商品についての座談会も行われました。普段どんな商品を使っているのか、お気に入りの商品についてざっくばらんにお話しいただき、ロートの商品についてより深く知っていただく機会となりました。なかには「こんな商品があるといいのでは?」といったご提案もあり、とても参考になりました。

盛りだくさんの内容だった1DAY体験もあっという間に終わりの時間です。
最後はココロートパークのスタッフも一緒に記念撮影!

今回は初めての試みも多く、スタッフ一同少しドキドキしながら皆さまをお迎えしましたが、皆さんに楽しんでいただき、とても素晴らしい時間を過ごすことができました。
「健康な肌の大切さを知った」「普段入れない場所に入ることができて嬉しかった」「再生医療の技術が商品に使われているのがすごい」など、さまざまな声をいただき、これからの商品づくりの励みにもなりました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
今後も、ココロートパークでは、皆さんに喜んでいただけるようなイベントを企画してまいります。どうぞご期待ください!
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